突然ですが梅雨と聞いて何を連想されますか?
。。。そうです。
梅酒づくりのシーズンです。
梅雨のお酒
“梅の雨”と書くように、日本の梅雨の時期は梅の実がなる季節。青梅が収穫されるこの時期、各家庭では梅酒や梅干しを仕込みます。「梅しごと」と呼ばれる、日本に古くから伝わる食の営みです。
澤乃井でも6月の中旬に梅酒ぷらりの仕込みを行いました。
今回はその仕込みの様子を皆様にこっそりお伝えできればと思います。
仕込み
入荷した梅の実はタンクのある蔵の奥へ運ばれます。そして、雑味や渋みを防ぐためひとつひとつヘタを取り除き、布で丁寧に拭いていきます。
澤乃井の梅酒は1万ℓほど入る大きなタンクで仕込むため、酒の量もさることながら梅の実も相当な量になります。この時ばかりは他部署の従業員も、普段あまり訪れない明治蔵の奥で梅のヘタ取り作業を手伝います。
日本酒の原酒と砂糖と梅の実をタンクに入れてゆっくりとかき混ぜます。
鮮やかな緑色が浮かび上がって輝いています。
かい入れ(かきまぜる)作業も通常のお酒のもろみとは違い、コロコロとした梅の実の感触がとても心地よい作業です。
2か月ほどで梅を引き上げ、貯蔵・濾過・割水を経て製品化し、出荷されます。
梅酒仕込みを終えて
梅酒づくりは年に一度だけ、この梅雨の時期に行います。
蔵内に梅が香る爽やかな一日でした。
丁寧に手作りで真心こめて仕込んだ梅酒。
是非皆様も日本酒で作った澤乃井の梅酒を飲んで梅雨を楽しくお過ごしください。